先日発表された、白銀の城の執事 アリアスですが、このモンスター強すぎるのでは？ということで、早速書いてみることにしました。
まずはスペック！
効果モンスター 星６/闇属性/悪魔族/攻1500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分・相手のメインフェイズに、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から、「ラビュリンス」モンスター１体を特殊召喚するか、通常罠カード１枚をセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2)：「白銀の城の執事 アリアス」以外の自分の「ラビュリンス」カードか通常罠カードの効果の発動にチェーンして相手が効果を発動した時、この効果を墓地で発動できる。このカードを特殊召喚する。
というような感じです。
何が強いって(1)の通常罠カード１枚をセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
ですよね。
好きなトラップカードをセットできてさらに発動できてしまうはさすがに強すぎるのでは？
デッキによっては、このカード1枚でゲームエンドもあり得ると思っています。
というのも効果発動に対する明確な解答が、墓穴の指名者やPSYフレームγ、朱光の宣告者ぐらいでセットする効果はほぼ通ると言っても過言ではありません。
一応墓地に送って発動なので、スタンバイフェイズにディメンション・アトラクターを打てば止められますが、使うデッキが限られてくるので、厳しいと思います。
また、そのターンに発動できるので、相手の行動を大きく縛るカードしかり、制限カードも関係なしに発動できてしまいます。
特に、「トリックスター・リンカーネイション」+ドロール&ロックバードを1ターン目で、決められてしまうとどのデッキもゲームエンドになり、引いたもの勝ち感が半端ないカードです。
また、通常トラップゆえに止められるカードがほぼなく、同じ制限カードであるレッド・リブートか優先権で召喚した電光－雪花－ぐらいとなるとどうしようもありません。
また、このカードを発動することで手札の迷宮城の白銀姫も出てくるので、通常罠をセットして発動チェーンがなければ、迷宮城の白銀姫の効果を発動できるとともに、仮に伏せた通常罠にチェーンされた場合、白銀の城の執事 アリアスが特殊召喚されるというアドバンテージの恩恵が大きすぎると思います。
正直(2)も強ければ、(1)もやばすぎるので、何かしらの規制をかけないといけないのではないかと思います。
処刑人マキュラがなぜ禁止になったのかを今一度思い返してもらいたいカードですね。
せめて(1)がラビュリンス罠なら良かったのですが、全ての通常罠に触れにいけるのは、ゲームバランスが崩壊してしまいます。一応他にも強そうな通常罠をピックアップしてみましたので、良ければ参考にしてみてください。
①異次元グランド
対モンスター専用墓地メタです。
ティアメンツや幻影騎士など多くのテーマに刺さり、テーマ次第で負けが濃厚になりそうです。
②次元障壁
こちらは各種召喚ができなくなる、サイドデッキ常連のカードですね。
罠だから許されていたカードだと思うのですが、ピュアリィやペンデュラム等様々なデッキを否定しかねないカードなので、これも1ターン目から打てるとなると強すぎますね。
③アーティファクトの神智
アーティファクト・デスサイズを特殊召喚することで、相手のEXを縛ることができます。
灰流うららに無効にできるものの、相手に増殖するGと合わせもたれていると、通ってしまう確立が高くなってしまい、こちらも強力な1枚ですね。
④ダイノルフィア・フレンジー
0ターン、レクスタームを実現できます。
こちらもアーティファクトの神智同様、灰流うららで止めることができます。
ダイノルフィア使いの皆さんにとっては革命的ですね。
2000以下のモンスター効果を1ターン目から縛られるのは、さすがに強いです。
⑤激流葬
召喚・反転召喚・特殊召喚することで、フィールドのモンスターを全て破壊できる古参故の強力全体除去罠です。
優先権がこちらにあるので、1体目を特殊召喚することができますが、それ以上は動くことができなくなってくるので、非常に強力です。
⑥破壊輪・強制脱出装置・ドラグマパニッシュメント・鳳翼の爆風等のフリーチェーン除去
フリーチェーンの除去を持ってくれるのも強いですね。
相手のどかしたいモンスターに合わせて、各種罠を持ってこれるので、どれだけ強力なモンスター用意できてもすぐにどけられてしまいます。
⑦墓穴ホール
手札誘発や墓地効果を止めてバーンを与えられるカードです。
先にこのカードをセットしておくことで、後続の迷宮城の白銀姫の特殊召喚効果への増殖するGをケアできます。
⑧ブレイクスルースキル・迷い風・巨神封じの矢・無限抱擁等の効果無効系
効果モンスターをいつでも狙い内で止められるので、さすがに強いですね。
特にブレイクスルー・スキルは、このカードの登場で無限抱擁との明確な差別化が可能になりました。
先攻1ターン目でも無効効果を使え、返しのターンでも使えるとなれば、採用を検討するのはありだと思います。
でも無効にするのであれば、単純に除去札の方が強かったりもするので、一長一短ですね。
⑨聖なるバリアミラーフォース、次元幽閉、魔法の筒等の攻撃反応系
他と比べると見劣りはしますが、相手のメインフェイズ終了時に打つことで、攻撃を抑止できます。
まずはこれを除去しないことには、バトルフェイズに入っても意味がないので、相手の計算を狂わせることができます。
また、バトルを必要とするアーゼウスの召喚も躊躇させられるのも、攻撃反応系ならではの魅力ですね。
⑩奈良の落とし穴、連鎖除外、時空の落とし穴等の召喚反応系
激流葬よりも範囲は狭くなるものの墓地に送りたくない相手をした際は、有効に働きそうです。
特に連鎖除外は、ピュアリィや超重神童ワカ－Ｕ４ウシ等をピンポイントで、打ち抜くことができます。
⑪メタバース
好きなフィールド魔法をサーチもしくは張ることができます。
魔法族の里や王家の谷ネクロバレー等、相手の行動を縛るカードはもちろん、制限カードである六世壊＝パライゾス、壱世壊＝ペルレイノ、神碑の泉等のフィールド魔法を張れててしまうのはさすがに強すぎますね。
以上11選ピックアップしてみました！
他にも強そうなカードはまだまだありますが、このカードの登場で先攻優勢が一気に覆る可能性もあるのではないかと思います。
手札+1のアドバンテージとともに、攻撃もでき、まくり札も準備が容易となると先攻よりも後攻の方が強い気がしてきますね。
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